夏のイベント・仮設現場で。スポットクーラーで失敗しない!公開しないエアコン選び

夏のイベント・仮設現場で後悔しないエアコン選び │ スポットクーラーで失敗しないために知っておくべきこと

夏のイベント会場・工事現場の仮設事務所にエアコンを設置しようと「スポットクーラー」と検索した方へ。 スポットクーラーは工事不要で設置できる手軽さが魅力ですが、もしかすると御社の現場ではスポットクーラーで空間を涼しくできない可能性があります。 そこで本記事では、スポットクーラーで失敗しやすいケースを具体的に解説。 さらには、後悔しないエアコン選びの最適解もご紹介します。 大切なスタッフや来場者を熱中症から守り、過酷な夏を乗り切るためのエアコン選びに、ぜひお役立てください。

仮設・イベント現場で使われるエアコンの種類

夏のイベント会場や工事現場の仮設事務所にエアコンを導入する際は、「冷房性能」「設置のしやすさ」「期間限定の利用によるコストパフォーマンス」を基準に選定することが重要です。そこで、イベントや仮設現場で主流となっている3種のエアコンについて、上記の基準をもとに特徴を解説します。

スポットクーラー(移動式)

室内機と室外機が一体化した移動式の冷房機器です。設置工事が不要で、単相100V電源(家庭用コンセント)で稼働する手軽さから、導入を検討するケースが多い傾向にあります。

スポットクーラーの写真

しかし、スポットクーラーが得意とするのは局所冷房です。冷風を送っている場所は涼しくなりますが、空間全体は冷やせません。そのため、必要に応じて複数台を導入しなければならず、運用コストがかかる可能性があります。

床置形エアコン(業務用)

床面に直接設置するタイプのエアコンです。スポットクーラーとは異なり、室内の熱は室外機にて排出するため、空間全体をパワフルかつ均一に冷やすことができます。

床置形エアコン(業務用)の写真

設置工事は必要ですが、レンタルすると搬入・施工はレンタル会社が行うため、自身で対応する必要はありません。また、イベント・工期終了によりエアコンを撤去する際も、レンタル会社へ返却するだけでいいため、廃棄や保管にかかるコストも削減できます。

天吊形・天井埋込カセット形

オフィスや店舗で広く普及している、天井に設置するタイプです。空間をムラなく冷やせますが、設置の際は大掛かりな工事を必要とするため、導入ハードルが非常に高いという特徴があります。イベントといった導入期間が短い現場ではコストパフォーマンスが低くなるため、不向きと言えます。

どのエアコンが現場に合うか迷ったら…無料にてご相談を承っております

スポットクーラーが向かない現場・状況

手軽に導入できるスポットクーラーですが、その特性を理解せずに設置すると、かえって現場の温度を上げてしまう場合があります。ここでは、スポットクーラーが本来の機能を発揮できない、あるいは運用上のリスクを生じやすい3つの現場・状況について解説します。

密閉・半密閉空間では排熱で気温を上げる

スポットクーラーは、冷風を出すと同時に、本体の背面から排熱する構造です。そのため、閉め切った「密閉空間」や、換気が不十分な「半密閉空間」では、熱がそのまま空間内にとどまってしまいます。加えて、モーター駆動により熱量が上がり、温度を上昇させます。

来場者が広範囲に動く空間は冷えにくい

スポットクーラーは、冷風を送っている場所のみを冷やす機器です。コンパクトな空間に人が滞留するような現場には有効ですが、来場者が回遊したり、スタッフが広大なエリアを行き来したりする現場には向きません。

大規模イベントのイメージ写真

「それならば台数を増やせばいい」と考えがちですが、ここでネックとなるのが「電源容量」と「排熱」です。

「電源容量」の問題

スポットクーラーの消費電力は約800~1000Wです。一般的な単相100Vのコンセントは「1回路につき15A(1500W)まで」と使用電力が制限されているため、同じ回路で複数台を動かしたり、消費電力が大きい他の機材と併用すると、ブレーカーが落ちてしまいます。

また、大規模イベントにおいては、三相200V対応の大型発電機を電源として用いるケースが多く見受けられます。三相発電機には単相100V用の補助コンセントも付いていますが、使える電力量には厳しい上限が設定されています(合計出力の1/3~1/5程度)。仮に分電盤を使って上限以上を使用できたとしても、三相発電機で単相100V電源の機器を多く使用すると、電圧バランスが崩れ、発電機が停止したり、故障したりするリスクがあります。

「排熱」の問題

前述したとおり、スポットクーラーは冷風と同時に、背面から熱も放出します。複数台を設置することで、それに比例して空間内に放出される排熱量も膨大になります。そのため、台数の増加に伴って空間全体を涼しく保つことが非常に難しくなります。

長時間・複数日のイベントは運用コストがかかる

朝から晩まで長時間稼働する現場や、2日以上にわたって開催されるイベントでスポットクーラーを導入すると、「運用・管理の手間」が想像以上にかかることがあるので注意が必要です。

その主な理由は、「ドレン水の定期的な処理」です。

スポットクーラーは、空気を吸い込み、内部の冷却器で冷やされた風が吹き出てくる仕組みです。このとき、冷却器の表面に結露が起こり、湿度が高い日は多くの水滴が発生して、貯水タンクに溜まります。これが「ドレン水」です。

スポットクーラーのドレン水が溜まる仕組みの図解イメージ

スポットクーラーのドレン水が溜まる仕組み

貯水タンクがドレン水で満タンになると運転が止まるため、定期的にチェックし、その都度、手動で水を捨てなければなりません。

例えば、気温35℃の東京会場でスポットクーラー(冷房能力2.2~2.5kWクラス)を使った場合、「1~3時間に1回」はドレン水の処理が必要になる可能性があります。

また、スポットクーラーは本体にコンプレッサー(空間の熱を吸収した冷媒ガスを圧縮して外へ送り出すためのもの)を内臓しているため、稼働中は大きなモーター音が響きます。さらに、太い排熱ダクトがむき出しになっているため、見た目や静音性への配慮が求められる式典、セミナーなどには不向きと言えます。

床置形エアコンが選ばれる理由とレンタルのすすめ

スポットクーラーでは力不足と感じる現場で、もっとも有力となる選択肢が「床置形エアコン(業務用)」です。多くのイベント会場や仮設事務所で選ばれる理由を詳しく解説します。

空間全体を均一に冷やせる

床置形エアコンが選ばれる一番の理由は、圧倒的な冷却パワーです。スポットクーラーの2.2~2.5kWに対して、床置形エアコンは7.1~16.0kWです。

また、床置形エアコンは室外機を冷やしたい空間の外に設置するため、スポットクーラーの「冷やしながら同時に熱も放出してしまう」ということもありません。そのため、閉め切った「密閉空間」や、換気が不十分な「半密閉空間」であっても、空間の気温を均一に下げられます。

比較項目

スポットクーラー

床置形エアコン(業務用)

設置方法

工事不要

工事必要

冷却範囲

局所冷却

空間冷却

排熱

本体背面から放出

室外機により屋外へ排出

騒音

本体内にコンプレッサーがあるため稼働音が大きい

屋外に設置した室外機にコンプレッサーがあるため静か

適した用途

イベントスタッフの休憩所、

ブース内、作業場 など

イベント会場・テント、

仮設事務所、倉庫・工場など

設置工事が必要でも「レンタル」なら負担が少ない

床置形エアコンは、空間全体を冷やせるパワーと構造であるとわかっていても、いざ設置となると「工事が大変そう」と思っていませんか? 

レンタルサービスを利用すれば、「搬入」「設置工事」、さらにはイベント・工期終了後の「撤去」に至るまで、レンタル業者がワンストップで代行します。主催者・現場担当者は手配をするだけです。

レンタルで床置形エアコンを導入するまでのフロー

  • お問い合わせ:レンタル業者に現場の広さや使用期間などを連絡
  • プラン提示:レンタル業者より現場に適した馬力の提案を受ける
  • 搬入・設置:専門スタッフが担当
  • 利用開始:稼働中に故障(自然故障に限る)してもレンタル業者が対応
  • 撤去:イベント・工期終了後、イベント業者が回収

費用の目安(短期レンタルの場合)

レンタルは、手配以外の実務的な負担がほぼないだけでなく、費用面においても購入より大幅にコストダウンを図れます。特に、短期のイベントや仮設事務所に導入するのであれば、初期費用や撤去費用を抑えらえるため、レンタルが非常に有利です。

馬力

短期レンタル(15日以内)

短期レンタル(6か月)

購入(工事費込み)

3馬力

(18~24畳程度)

17,600円

66,700円

約30万~50万円

4馬力

(24~32畳程度)

20,900円

79,000円

約40万~60万円

5馬力

(30~40畳程度)

21,600円

81,600円

約50万~75万円

6馬力

(36~48畳程度)

24,500円

92,700円

約60万~100万円

※ 短期レンタルは、配送料・工事費・消費税は含まれていません。

テント内・仮設会場でも空間全体を快適に冷やしたい方へ。床置形エアコンのレンタルプランをご提案します。

現場・用途別 │ エアコン選び

「結局のところ、自分の現場はどちらが向いている?」

そのような疑問にお答えするため、代表的な5つのシーン別に表を作成しました。ぜひエアコン選びの際にご参考ください。

「床置形エアコン」と「スポットクーラー」の比較

シーン

床置形エアコン

スポットクーラー

選定ポイント

仮設事務所

PC作業を行う場所では、熱暴走を防ぐためにも空間全体の温度を一定に冷やすことが必須。排熱でこもらない床置形が最適。

イベント会場

多数の人が集まる場所は熱気がこもりやすいため、ハイパワーな床置形を選ぶこと。スポットクーラーは特定ブース用として活用する。

体育館

面積が広く、天井が高い空間では、スポットクーラーの風は届かない。ハイパワーの床置形を設置すること。

展示会・式典

来場者やVIPへのおもてなしから、見た目の清潔感と静音性が求められる現場には床置形が適している。

屋外休憩所

パイプテント

四方が開け放たれた屋外空間であれば、人が集まるところへダイレクトに冷風を送れるスポットクーラーが効果的。床置形を使用する際は、四方を横幕で囲み冷気を逃さないようにすること。

電源・設置スペースの事前確認ポイント

床置形エアコンを稼働させるには、単相100V(家庭用)電源ではなく、三相200V(業務用)という特殊な電源が必要です。

導入する現場で床置形エアコンを使用できるか、以下の3つについて必ずチェックしておきましょう。

「三相200V電源」の確認

仮設事務所の場合は、三相200V電源を引いているかを確認。引いていない場合は、電力会社に臨時契約を依頼する必要があります。

発電機を利用する場合は、三相200V対応の発電機かを確認しましょう。

「室外機を設置できるスペース」の確認

床置形エアコンは、空間の熱を逃がすための「室外機」を置くスペースが必要です。室外機は、室内機のすぐ裏側に設置するのが理想ですが、それが難しい場合は「人の動線を塞がない」「排熱で周囲に迷惑をかけない」よう配慮しましょう。

また、室外機の周辺に30㎝以上のスペースを確保できるかも重要です。室外機の近くに障害物があると、排熱した熱風が再び給気口から吸い込まれる「ショートサーキット現象」が起こり、故障の原因となります。

「冷媒配管のルート」の確認

冷媒配管とは、室内機と室外機をつなぐ配管のことです。室内機と室外機があまりに離れ、配管が長くなりすぎると冷却効率が低くなり、本来の冷房能力を十分に発揮できなくなります。

一般的に、床置形エアコンの配管の長さは30m以下なら許容範囲とされています。これを超える場合は、冷気を生み出すために欠かせない「冷媒ガス」を追加したり、ワンサイズ馬力をアップした機種を選んだりする必要があります。

配管ルートが複雑になりそうな場合をはじめ、設置に関する疑問や不安はお問い合わせ時にご連絡ください。専門スタッフがベストな解決策をご提案します。

夏のイベント・仮設現場の空調手配でお困りの方へ。まずはご相談ください。現場の状況に合った最適なプランをご提案します。

よくある質問

Q1.スポットクーラーと床置形エアコン、どちらがコストを抑えられますか?

2日以上の稼働や、広さがある現場なら「床置形エアコン」のほうがコストを抑えられます。スポットクーラーは1台あたりの冷房能力が低いため、広さをカバーしようとすると複数台を導入しなければならず、台数分のレンタル費用がかかります。また、台数分のドレン水処理も必要であるため、床置形エアコンのほうが、運用面での目に見えないコストも大幅に抑えられます。

Q2.床置形エアコンの設置に工事が必要とのことですが、どのくらい時間がかかりますか?

設置工事にかかる時間は、おおよそ半日程度です。床置形エアコンを設置する際は、壁に1箇所、排熱ダクト用の穴を開ける簡易な工事で完了します。

Q3.イベント開催直前にスポットクーラーが効かないことに気づきました。床置形エアコンを手配したらどのくらいで届きますか?

配送エリアや在庫状況などにより異なりますが、3営業日程度でお届けすることが可能です。ただし、夏季はエアコンのご依頼がたいへん集中します。なるべくお早めにご連絡いただくことをおすすめします。

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エイトレント株式会社 マーケティング情報本部 マーケティング課

編集チーム

長年の間、当社に在籍する社員が中心となって自社サイトの記事制作を担当。 自社で取り扱っている商品・サービスに関する情報は、社内の関連部署や販売メーカーに確認を行いながら日々サイト情報のアップデートを行っている。

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